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Mac OS : ウィキペディア日本語版
Mac OS[まっく おーえす]

Mac OS(マック オーエス)は、アップルが開発・販売していたオペレーティングシステム (OS)。1984年Macintosh (Mac) と共に登場し、グラフィカルユーザインタフェース (GUI) の普及に大きく貢献した。
2001年以降、アップルが開発・販売している後継の Mac OS X(マック オーエス テン)は技術的に直系ではないため、単に Mac OS といった場合は概ねバージョン 9 までのクラシック OS を指す。この記事でも基本的にクラシック OS について記述する。
== 概要 ==
当初の Macintosh は、ハードウェアの一部として提供される Toolbox ROM(現在は通常 OS で提供される高レベルな API を含む)と、OS とが、一体化したシステムソフトウェアとして扱われ、System と呼んでいた。
Macintosh互換機の登場によりアップル自身も Mac OS という呼称を使うようになり、System 7.5.1 からは起動画面で Mac OS ロゴが表示されるようになった。Mac OS という呼び名が通称から正式なものになったのは、1997年1月、Mac OS 7.6 がリリースされた時である。互換機の普及とともに、Mac のハードウェアと OS を明確に区分する必要が生じたことによる。その後アップルの方針転換により互換機は市場から姿を消したが、Mac OS という名前はその後のアップルの OS 製品に引き継がれている。1998年に発売された iMac 以降は、Toolbox ROM の内容の大半が Mac OS 側に移され、ほぼハードウェアから独立した OS となった。
ビットマップディスプレイマウスの利用を前提としていること、オーバーラップするマルチウインドウやメニュー操作、マルチスタイルフォントに代表される WYSIWYG 表示など、ゼロックス1970年代に研究開発されていた暫定Dynabook環境(Smalltalk を OS として動作する Alto)から多くの影響を受けたが、Alto では3つあったマウスボタンを Macintosh では1つに限って、操作体系を分かりやすく構築し直した。ファイルシステムドラッグ・アンド・ドロップファイル操作、国際化に必要な情報を保存するためのリソースコードの分離、ファイルとアプリケーションソフトウェア(アプリケーション)との関連付け、データ形式に依存しないクリップボードプルダウンメニューゴミ箱を発明するなど、今日でも使われている多くの独自のアレンジを加えることで使い勝手を向上させた。暫定 Dynabook 環境では部分的に隠れたウインドウの再描画もできなかったが、QuickDraw の実装により、これを実現させた。こうした改良により、GUI というものをコンピュータの世界に広く浸透させた。
Mac に追随してマウスが付き始めた他のパーソナルコンピュータでは、アプリケーションごとに GUI のデザインの統一性が全くない時代が長く続いた。これは統一されたインフラストラクチャが存在しなかったことによる点が大きい。一方、Macintosh はインフラの提供にとどまらず、「作法」とでも言うべきヒューマン・インタフェース・ガイドライン(:en:Human interface guidelines)を定めることで、ひとつのソフトが使えれば、他のソフトも使えるというコンピュータ利用の形態を、パーソナルコンピュータで実現したさきがけとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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